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一色萌「トラブル・ボーイズ」インタビュー 自我がないアイドルをやりたいという自我がある | Record People Magazine

Last Update 2023.12.27

Interview

一色萌「トラブル・ボーイズ」インタビュー 自我がないアイドルをやりたいという自我がある

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世にも珍しいプログレ・アイドルのXOXO EXTREMEの一員として活動する一色萌は、ソロではある意味真逆と言ってもいい、パブ・ロック・アイドルを標榜する稀有な存在である。4月23日に開催されるレコード・ストア・デイ当日にリリースされるキャリア2作目の7インチは、デイヴ・エドモンズ「トラブル・ボーイズ」の日本語カヴァー。演奏は元ロックパイルのビリー・ブレムナー率いる“ロックファイル”の面々で、前作の本家デフ・スクールが参加した「TAXI」のカヴァーに続き、唯一無二の楽曲となった。B面は佐藤優介の作詞作曲、空中カメラの演奏によるケレン味たっぷりな「太陽を盗んだ女」で、こちらも必聴の1曲である。今回は一色萌に加え、なりすレコードの平澤直孝、XOXO EXTREMEのプロデューサー大嶋尚之を交えて話を訊いた。

取材・文:南波一海

――まずはグループの近況をうかがいたいのですが、XOXO EXTREME(以下キスエク)は今年2月に真城奈央子さんの卒業公演がありました。そのあたりの時期に偶然、一色さんに会って、軽く立ち話をしたんですよね。これからのキスエクはどうなっていくのか聞いたら、「びっくりすると思います」と言っていたじゃないですか。後日、グループを辞めた小日向まおさんが再加入したので本当に驚きました。

一色:そうなんですよ。ちゃんまお(小日向)は出戻りというのがキャラクター的にも合っていて面白いですよね。この間、イベントで一緒になったcana÷bissさんたちが「ねぇねぇ、出戻りなの? どこにいるの?」って楽屋に見に来てました(笑)。

――アイドルの脱退は“卒業”という言葉が常識のように使われるからか、一度出たら戻れないようなイメージがありますよね。個人的にはそのシステム自体、変だなとは思っているんです。バンドとかではそこまで珍しい話でもないわけで。近年、アイドル界でも少しずつそういったケースが増えてきたのはいいことだと思っています。最近だとtipToe.でもありましたよね。

一色:そうそう、tipToe.さんでもあったから、こんなにみんなが「そんなことある!?」というテンションになるほどのことだとは思ってなかったです。もちろん反応はあると思ったけど、そんなに特殊なことではないと思ってました。

――いいことですよね。これだけたくさんのアイドルがいるのだから、未練を残している人がいたり、またやりたいと思う人がいるのは当然なわけで。

一色:きっと、戻れないからみんな迷走するんですよね。前のところがよかったのに、と思っている人もいると思う。

――それをありにできるかどうかはスタッフやメンバー次第だとは思うのですが、キスエクは寛容だったということですね。

大嶋:ただ、そこはかなり話しました。

一色:正直、あまりいい辞めかたではなかったので(笑)。芽瑠さん(オリジナルメンバーの楠芽瑠)の卒業発表をめっちゃ入念に準備していて、この日に発表しようとやっと決まったくらいのタイミングと重なったんですよ。しかも当時、芽瑠さんがいる体制では最大規模のキャパだったWWWでのワンマンも決まっていて、それに向かって準備を詰めないといけない時期でもあったんです。(浅水)るりちゃんも研修生として加入して間もない時期でしたし。そこでちゃんまおがいなくなかったから、芽瑠さんの卒業発表もずらすことになったし、ワンマンで数曲しか参加予定のなかったるりちゃんも全曲参加することになったんですね。新曲の振り付けも5人から4人になったので先生に考え直してもらったりして。

――裏ではかなり大変だったんですね。

一色:そのときのことがあるので、あれから何年か経って、いまはいい感じだから戻ってくるいうのは、つけなきゃいけないケジメが多すぎたんです。だからめっちゃ話し合いをしたし、めっちゃ長いLINEを送りました。

――その話を聞いたあとだと、再加入を受け入れたのはすごいことだなと思います。ただ単にハッピーということでもないんですね。

一色:多分、私が一番、筋を通せ、ケジメをつけろということにこだわっていたと思います。ちゃんとしてくれないと一緒にできないと言っていた人なんです。ちゃんまおは「私が人生賭けてキスエクを売ります」と言ってくれたので、もう前みたいなことはできないし、真剣にやるんだよと伝えて。もし、ファンやメンバーや関係者に対して不義理をはたらいて変な辞めかたをするようなことがあったら、信じて受け入れた私も辞めますと言いました。

――すさまじい話ですね。

一色:これからどうなるかわからないし、キスエクを離れているうちにどのくらい成長したのかもまだ判断つかないじゃないですか。でも、気持ちは本物だと感じたし、個人的にもあの子はステージに立って歌うべきで、戻ってきてほしいと思っていたので。バイトでリーダーをやっているらしいんですけど、この活動をやるとなるとそれも難しくなるじゃないですか。それについてはバイト先にどんな説明したのか聞いたら、「自分、夢があるんです」って言ってきたらしいんです。

――それは最高の台詞。

一色:それなら責任持って頑張ってください、と。でも、見えかたとしてはただただハッピーでいいと思うんです。卒業公演もできずにいなくなってしまったキスエク唯一の“脱退者”が、数年経ち、大人になって帰ってきました、というのは事実だし、いいストーリーだと思うので。ちゃんまおが入って全体の雰囲気が明るくなりましたし。

大嶋:陽キャがあまりいなったので。

一色:ひとりだけで騒いでる説もありますけど(笑)。なにより、みんなが面白がってくれているのがよかったです。会心ノ一撃さんの(待雪)アイリちゃんにも「マジ面白いんだけど! お帰り!」と言ってもらえました。私はお客さんにはなるべく心配かけたくないし、「こうは言ってるけど本当はこうなんじゃね?」みたいに勘ぐったりもさせたくないんですよ。ストレスフルな毎日があるなかで、アイドルを支えに頑張っている人もいるのに、アイドルにモヤモヤさせられたら意味がわからないじゃないですか。だから、いつもなるべく楽しくやりたいと思って続けてきたんですけど、私が5年間やってきたなかで唯一のモヤモヤが、ちゃんまおが変な辞めかたをしたことだったんです。それをお客さんにも説明できずにいたのが気になっていたんですけど、いまはそれが解消されて、私もスッキリしています。

――いつかグループでじっくりお話を聞かせてくださいね。今回はソロ作品のインタビューなので、そのお話もちゃんとうかがいたいと思います。すごく変わったプロジェクトだと思うんですよ。「パブ・ロック・アイドル一色萌が帰ってきた」と言われても、という。

一色:帰ってきたもなにも一度顔を出しただけ(笑)。かといって、別にどこかに行ったわけでもないですし。

 

――そもそもなりすレコードでソロ作をリリースすることになったのはどういう経緯だったのでしょうか。

平澤:単純に僕が萌ちゃんを見て、ソロでやってほしいなと思ったんです。

一色:どんな形でもパブ・ロックのアイドルをやりたいというのはずっと思っていたんですよね?

平澤:そうそう。古い話になるんですけど、8年くらい前にうどん兄弟のアルバム(『ラストアルバム vol.1』)を作ったんですね。あれは当時の僕の最良と言えるメンツを全部注ぎ込んだつもりなんですよ。鈴木慶一さんやカーネーションの直枝(政広)さんに頼んだり、あらかじめ決められた恋人たちへの池永(正二)くんにリミックスを頼んだり、カメラ=万年筆のふたりにサウンド・プロデュースをお願いしたり。いまでこそ(佐藤)望くんも(佐藤)優介くんもアイドルに曲を書いたりしてますけど、当時はうどん兄弟が初めてのアイドル仕事だったんです。ありえないメンツを集めて、P-VINEをだまくらかしてしれっとリリースしたんです(笑)。

――平澤さんの人脈をフルに使い切ったリリースまで漕ぎつけた作品だった。

平澤:そうです。結果、そこそこ売れたんですね。そのときはこのままセカンドも作ろうという構想があったんです。当時の僕はアイドルを色々出していたわけではなくて、洋楽を出したり、色んな仕事をやっていたんですね。その頃、ちょうどデフ・スクールの新譜を出したばかりで、彼らが来日したときに、日本のアイドルのプロデュースをやってくれないかと聞いたら、面白そうだなということになったんです。でも、うどん兄弟の話がなんとなく立ち消えてしまったので、そのアイディアだけずっと残っていたんです。

――もともとはうどん兄弟用に新曲を作ろうと思っていた。

平澤:それともうひとつが、その後、アイドルのリリースが増えていったんですけど、僕のレーベルは既存の音源をライセンスして出すだけなんですよね。だけど、自分でもアイディアが浮かんじゃうんですよ。すごく乱暴に言うと、楽曲派と言われたアイドルが目指したものって渋谷系じゃないですか。これが良質な音楽です、みたいなことに抗いたくて、いま、誰もやらないものをやりたいなと思ったんです。そんななかで、TRASH-UP!!がレーベルを始める前に色々と相談されたんですよ。キスハグ(キスエクの前進ユニットxoxo(Kiss&Hug))と・・・・・・・・・を出すという構想は聞いていて。その当時からアナログはコラボで作ろうと話していたんです。

――TRASH-UP!!スタートの段階からそうだったんですね。

平澤:少女閣下のインターナショナルのアナログ出そうという話もあったりしたんです。

一色:それはありそうでなかった(笑)。

平澤:結局、出す前に解散しちゃったんだけどね。で、簡単に言うとパブ・ロック/パワー・ポップ/モダン・ポップは僕が一番好きなジャンルなんですね。こんなこと言うのなんだけど、ここは誰も注目していないし、渋谷系とかが好きな人にはダサいと思われているくらいのジャンルなので、やってみたいなと。それから何年か経って、僕のところでプログレをやっているキスエクのアナログを出すようになって。萌ちゃんを見ているうちに、そのときのアイディアを実現させたいなと思いついてしまった。

――直感的に思ったんですね。

平澤:あとは……本人の前で言うのもこっぱずかしいんだけど、黒髪おかっぱの女の子が好きなんですよね。それでソロやろうと軽口を叩いたという感じです。

一色:なるほど(笑)。カセット出しましょうって話した覚えがあります。

――本人的にもソロの話は乗り気だった。

一色:いや、私は舞台度胸がないので、どちらかというとやりたくなくて。キスエクに入る前、たくさんのアイドルグループのオーディションに落ち続けていた期間も、いまの時代だったらセルフでもできるということに途中から気づいてたんですよ。でも、私にはそれは向いてないし、絶対にグループがいいというのがあったんです。誰かにプロデュースしてもらったほうがいいからオーディションを受け続けていたんです。だから自発的にソロをやりたいですとは言わないけど、これを歌ってほしい、こうしてほしいというものがあるんだったら、それに対して頑張ろうというモチベーションでした。バンドのre-in.Carnationを始めたきっかけもそうです。お話をいただいたらやってみたいという気持ちはあるんですけど、自分から積極的に動いてなにかをやろうと思えるほどの自信はないというか。

 

――自分でなにかを作るというよりも、与えられたものを全力でやりたい。

一色:まさに。自分のセンスをあんまり信じてなくて、想像力があまりないと思っているんです。0から1は作れないんですけど、与えられた1を5、10、15に増やそうとする努力は一生懸命できるタイプなんです。

――アイドルは大人に歌わされている、というイメージを抱く人も多いじゃないですか。自発的になにかを作り出すわけではないけれど、与えられたものに対してどう応えるかというところに能力を発揮する人だっているわけで、みんながみんなただやらされているわけではない、ということはよく思います。

一色:それは思います。ベルハー(BELLRING少女ハート)さんもそうだったんじゃないかなと思っていて。鬼気迫るパフォーマンスに圧倒されたじゃないですか。でも、この変わった曲たちはどういう意図を持って作られて、歌詞はどういう意味なのか聞かれたら、多分、ちゃんとは答えられなかったと思うんです。多分わかってないけど、一生懸命やって、ステージの上で楽しそうにしているのがすごく魅力的だったし、面白かった。そういうアイドルに憧れがありました。私は2014~5年あたりがオタクとして一番アツくて、ゆるめるモ!さんとかBiSさんとか、大人の人たちがすごく入念に考えて作ったものをメンバーがわからないまま、でも全力でやるという形がすごく好きだったんです。そう考えると、キスエクのプログレも、ソロのパワー・ポップも、自分としてはしっくりくるラインなんですよね。

――よくわかってないけど、とにかく全力で応えますという。

一色:はい。もし私のドンピシャな興味のあるものをやっちゃうと、私の思ってるアイドル像から離れるんですよ。自分がちょっとわからないものじゃないといけない。なんでも気になって調べちゃうタイプの人間なので、同年代の人と比べるとなにも知りませんということが少ないほうだと思うんです。それでもなお、パブ・ロック/パワー・ポップ/モダン・ポップはさすがに知らなかったです(笑)。プログレも知らない状態で始まったんですけど……。

――たくさん勉強してましたもんね。

一色:楽しくなっちゃって、色々聴いたり、ライブに行ったり、本を読んだりしました。それはそれで色んな楽しみかたができてよかったなと思っているんですけど、ソロの音楽性に関しては知らないままでいようと思っていて。今回の第2弾でも変わらずそのスタンスでいます。

――平澤さんが面白いのは、海外アーティストの日本盤リリースをしているなかで、そのアーティストの来日公演時にどさくさに紛れ(笑)、楽曲制作をお願いするところですよね。

一色:すごいですよね。デフ・スクールさんのときもトラックをわざわざ新録してくださって。

――今回の「トラブル・ボーイズ」の演奏をしているビリー・ブレムナーのロックファイルもなりすレコードから日本盤を出しているんですよね。

平澤:3年前、友達と僕で日本に招聘したんです。そのときに来日記念盤をCDで出して、そこで繋がりができたので頼むことができました。デフ・スクールで「TAXI」を作ったときに実感したのは、いま、伝説の存在は気軽にオファーを受けてくれる(笑)。レジェンドたちはもうおじいちゃんなので、ギャラもふっかけたりしてこないんですよ。以前から海外のアーティストとはデータでやりとりしてますけど、コロナというのもあって、向こうでもリモートで録音するんですね。

大嶋:弦も生で入ってますよね。

平澤:そうそう。「弦を入れるなら何ポンドでやるよ」と言うので、弦のソフト音源でも買うのかなと思ってお願いしてみたら、生音が入っててびっくりしました。ロンドン・ストリングス・グループという、マッドネスとかスウィング・アウト・シスターとかをやってる、日本で言うと金原千恵子ストリングスくらいの大御所がやってくれてるんですよね。

一色:本当にすごいことが起きてると思うので色々調べたくなるんですけど、調べるのはわたし的にはアウトなので(笑)、よくわからないけどすごい、くらいの感じでいようと思っています。

――それにしても、まさか2作目も出るとは予想外でした。

平澤:1枚目の「Hammer & Bikkle / TAXI」をリリースした時点で、7インチを数枚出してからアルバムにするという構想があったんですよ。それから僕の体調のこともあって時間がかかっちゃったんですけど、本当は去年のレコード・ストア・デイに出したかったんです。

一色:現在進行形で別の曲ももらっているんですよ。だから、2枚目に入る曲もよくわかっていないままでした。

――すでにアルバムに至る構想もあるんですね。選曲や座組みを考えるのは平澤さんなんですか?

平澤:僕が考えて、大嶋さんにどうですかと聞いてOKをもらうという感じです。

一色:基本的に海外の男性ボーカルの曲だったりするので、原曲のYouTubeが送られてきます。これのキーを変えたら歌えそうかどうか聞かれて、一応聴いてみて、全然イメージ湧かないなと思いつつ(笑)、多分、大丈夫ですと。「トラブル・ボーイズ」は当初言っていたキーと違うものが届いたので、苦労しました。

平澤:B面の「太陽を盗んだ女」は佐藤優介くんに頼んだんですけど、前回の「Hammer & Bikkle」はニック・ロウみたいな曲を作ってくれとお願いしたんです。今回は彼のほうから10ccがやりたい、と連絡が来て、もはやパブ・ロックじゃないけどまぁいいかと思ってお願いしました。

――佐藤さん的にもやりたいことをやっているわけですね。

一色:本当にありがたいです。わたし的にはレジェンドをよく知らないので、佐藤さんのほうにめっちゃテンションが上がります。姫乃たまさんとの僕とジョルジュが大好きなので。

平澤:それでいいんです。優介くんにボーカルデータを渡したときに、よくこんな曲を歌ってくれましたねって言ってました。自分で書いたくせに(笑)。「自我がないアイドルさんでよかったですね」って。そういうわけじゃないんだけど。

――これまで話してきたように、能力を発揮する場が人によって色々あるわけで。

一色:自我がないアイドルをやりたいという自我があるんです(笑)。

平澤:「太陽を盗んだ女」のほうは、前回の反省点として、こういう音楽をやるのに打ち込みだとどうしても限界が出るんですよね。今回は空中カメラという人たちに……それこそ日本で10ccみたいなことをやっているバンドなので、優介くんが曲を作るのでバックをやってくれとお願いしました。

一色:そんなことを聞いてしまったら興味を抑えるのが大変です(笑)。10cc、気になる。

――別に調べてもいいと思いますよ(笑)。外国の曲を日本語詞でやりたいというのもあったんですよね。

平澤:洋楽の日本語カヴァーってちょっとバカで面白いじゃないですか。だからそれを作りたいというのはあったんです。それこそCHILDISH TONESが日本語カヴァーをやってますけど。このジャケットも、昔のダサい日本盤シングルのオマージュなんですよね。

一色:このジャケットを見て、演歌のCDとかが並んでいる昔ながらのお店でリリイベしたいと思いましたもん(笑)。前作もそうだったんですけど、普段、私のことを知らないだろうなという人たちにまで広がるのはソロのほうなんですよね。

――ツイートでもたくさんの反応がありましたもんね。

 

平澤:プログレ・アイドルはキスエクで浸透してるけど、パブ・ロック・アイドルというのは意味がわからなくてパンチがあるもんね。

一色:キスエクになったばかりの頃、チラシを配ってるときに「プログレ・アイドル? 大丈夫?」みたいに言われていたのをいまパブ・ロックでまた追体験してます(笑)。ソロは私自身、だいぶ楽しんでます。頑張って続けていってアルバムにしたいですね。

平澤:まだ持ち曲が少ないけど、次のシングルを出したあたりで一度、バンドでライブをやりたいなと勝手に思ってます。

一色:いいですね! MANACLEのおかきさん(柿崎李咲)が「ソロでもライブに呼んでいいの?」って聞いてくれたりするんです。そういうふうに気になってくれる人がいるので、キスエク以外でも動けるようになっていったら楽しいのかなと思います。

■リリース情報
アーティスト:一色萌
タイトル:ラブル・ボーイズ
フォーマット:7インチレコード
品番:NRSP-7102
レーベル:なりすレコード
販売価格:1,700円(税抜)
発売日:2022年4月23日(土)

■ライブ情報
一色萌「トラブル・ボーイズ」発売記念インストア・ライブ
日時:2022年4月23日(土)19:00~
場所:HMV record shop 新宿ALTA イベントスペース
内容:ミニライブ+特典会